近年、超高齢化が進む日本において、弔いの形も多様な時代になってきました。
自然葬と呼ばれる自然の円環の中に還って行く弔いの方法は、従来型のお墓に代わり少しずつ増えてきました。
自然葬には大きく分けて、
海に海洋散骨を行う海洋散骨(海洋葬)と山や管理された公園霊園の木の根本などに埋葬する樹木葬などがあります。
このページでは、生涯の最後にお墓ではなく海洋散骨を選んだ芸能人や有名人をご紹介していきます。
海洋散骨や海洋葬を行った芸能人や有名人
海洋散骨や海洋葬を行った芸能人や有名人
石原慎太郎さん 2022年4月17日 散骨式
【職業】政治家・作家
【没年】2022年2月1日
【散骨した場所】湘南の海 神奈川・葉山町の沖合
生前、「骨は必ず海に散らせ」と話していた慎太郎さんは、ご兄弟4人に見送られ海洋散骨が行われました。
東京都知事や運輸大臣などを務めた石原慎太郎さんが2022年2月1日亡くなった。89歳だった。 石原慎太郎さんは、一橋大学在学中に執筆した書籍『太陽の季節』で作家デビュー。 1955年の第34回芥川賞を受賞する。 この作品が[…]
安岡力也さん
【職業】タレント、俳優、歌手
【没年】2012年4月8日
【散骨した場所】ハワイの海
闘病中の力也さんが、よくハワイに行きたいと言っていたとのこと。長男が散骨したそうです。
梨本勝さん
【職業】芸能リポーター
【没年】2010年8月21日
【散骨した場所】東京湾
生前は船を所有しており、海が大好きだったため散骨を選択。家族で執り行ったそうです。
立川談志さん
【職業】落語家
【没年】2011年11月21日
【散骨した場所】ハワイのハナウマ湾、その他故人が勝手に「ダンシビーチ」と名付けていたお気に入りの海岸など。
合計3ヶ所の海に遺骨の一部が散骨されました。故人が家族に「海に撒いてほしい」と伝えていたそうです。
荒井注さん
【職業】コメディアン、俳優
【没年】2000年2月9日
【散骨した場所】オーストラリアのケアンズ沖
葬儀の際は、参列者の「なんだバカヤロウ!」の声で見送られた荒井注さん。故人の遺志で散骨されました。
hide(元XJAPANメンバー)さん
【職業】ミュージシャン
【没年】 1998年5月2日
【散骨した場所】ロサンゼルスの海
四十九日法要をもって、神奈川県三浦市の三浦霊園に遺骨を納骨。お骨の一部を散骨されました。
勝 新太郎さん
【職業】俳優
【没年】1997年
【散骨した場所】ハワイ・ワイキキ沖
映画『座頭市』の主演俳優。中村玉緒さんの旦那さんです。遺骨の一部を個人が好きだったハワイのワイキキ沖に散骨。
横山やすしさん
【職業】漫才師、タレント
【没年】1996年1月21日
【散骨した場所】宮島競艇場/厳島神社(大鳥居)付近
故人の遺志により、遺骨の一部を散骨。
いずみたくさん
【職業】作曲家
【没年】1992年
【散骨した場所】相模湾
「見上げてごらん夜の星を」や「ゲゲゲの鬼太郎」の主題歌などを作曲。多くの人に親しまれる曲を世に送り出しました。海が好きでヨットも好きだったことから相模湾に散骨されました。
石原裕次郎さん
【職業】俳優
【没年】1987年7月17日
【散骨した場所】湘南の海
昭和を代表する大スターとして多くの人々に愛されていた石原裕次郎さん。湘南は、本人が好きで何度も足を運んだ場所でした。
一度は許可されず諦めた散骨でしたが、その後、遺骨の一部のみを散骨されたそうです。