宇宙戦艦ヤマト、銀河鉄道999、宇宙海賊キャプテンハーロックなどの代表作で知られる、漫画家の松本 零士(まつもと れいじ)さんが、2023年2月13日、東京都内病院で、逝去急性心不全の為亡くなっていたことがわかりました。
85歳でした。
漫画家松本零士が 2023年2月13日都内病院にて 星の海に旅立ちました これまで応援くださいましたファンの皆様 本当にありがとうございました。
松本零士さんは、漫画家、アニメーション監督、イラストレーターとして知られています。
SF漫画やアニメーションの分野で、世界的に有名な作品を数多く手掛けてきました。
松本零士さんは、1938年(昭和13年)、福岡県久留米市に生まれました。
幼少期から絵を描くことが好きで、地元の小学校時代にはすでに絵を描くことに熱中していたといいます。
その後、松本さんは上京、仮面ライダーなどでも知られる、石ノ森章太郎さんらと共に練馬区に在住し、同時期に手塚治虫のアシスタントを務めていました。
1974年、松本さんの代表作の一つである『宇宙戦艦ヤマト』のテレビ放送は、はじまりました。
西崎義展さんをプロデューサーとし、松本零士さんは、監督・絵コンテ・美術・設定デザインも担当しています。
この作品は、地球人類が、宇宙からやって来る謎の異星人国家・ガミラス帝国によっての侵略される中、地球を救うために旧日本海軍の戦艦「大和」を改造した「宇宙戦艦ヤマト」で宇宙に旅立ち、ガミラス帝国と戦うストーリーが描かれています。
『宇宙戦艦ヤマト』は、壮大なストーリーと設定が視聴者の心を掴み大ヒットしました。
海外でも非常に人気が高く日本を代表するアニメコンテンツの一つとなりました。
また、松本零士さんの代表作として『銀河鉄道999』もとても素晴らしい作品です。
1977年から1981年にかけて、少年画報社「少年キング」にて、同誌の看板作品として連載された漫画作品です。
未来の宇宙を舞台に、少年と謎の美女メーテルが銀河鉄道999に乗り、機械の体を手に入れるために銀河の果てにある惑星アンドロメダを目指す物語です。
『銀河鉄道999』は、1977年にアニメ化され、大ヒットしました。
松本さんは、アニメ版の監督を務め、また、オリジナルキャラクターデザインも手がけました。
松本さんの作品には、SF要素が強く、特に宇宙を舞台にした作品が多いことが特徴です。宇宙船やロボットなどのSF的な要素が満載で、宇宙戦争や異星人との交流など、スペクタクルな展開が見どころの一つとなっています。
松本さんは、アニメーションや漫画以外にも、イラストレーションや映像作品など、多岐にわたる分野で活躍しています。彼の作品は、独特な世界観や美しい画風が特徴的で、多くのファンから支持を受けています。
時代背景や社会問題に対する考察なども含まれており、深いメッセージ性も多くのファンを獲得した要素の一つです。
松本零士さんは、漫画やアニメーションの分野で、多くの功績を残しました。
1975年、第6回星雲賞 宇宙戦艦ヤマトにて
2001年、紫綬褒章受章
2012年、フランス芸術文化勲章シュヴァリエ受章
松本零士さんの作品は、日本だけでなく、世界中でこれからも愛され続けていくと思います。
松本零士さんは、ファンに向けて一つの言葉を残しています。
「遠く時の輪の接する処でまた巡り会える」っと
告別式は、近親者のみで行ったとのこと。
後日、お別れの会を開く予定です。
心よりお悔やみ申し上げます。