上方落語を代表する落語家で、関西のテレビ局を中心に幅広く活躍していた 桂 ざこば(かつら ざこば)さんが、2024年6月12日、大阪府内の自宅で喘息(ぜんそく)のため亡くなりました。76歳でした。
所属事務所によると、ざこばさんは12日午前3時14分、自宅で喘息の発作により亡くなられたとのことです。
1947年、大阪市に生まれたざこばさんは、中学卒業後の1963年に三代目桂米朝さんに弟子入りしました。
米朝一門の「やんちゃ」なキャラクターとして人気を集め、ラジオやテレビのバラエティ番組でも幅広く活躍しました。
1988年には二代目桂ざこばを襲名し、人情味あふれる芸風で米朝さん直伝の古典落語を得意としました。
2017年に脳梗塞で一時入院しましたが、その後高座に復帰。今年4月には3人の弟子の襲名記者会見に元気な姿を見せていました。
故人の意向により、通夜・葬儀は家族のみで執り行われる予定です。また、後日お別れの会が開かれるとのことです。
心よりお悔やみ申し上げます。