2020年7月27日現在、新型コロナウイルス感染症が広がりを見せております。
東京都も外出を自粛するように呼びかけ、日本政府が行う「Go To トラベル事業」からも東京都は除外されるほどとなっております。
今年のお墓参りは自粛?
日本政府が「Go To キャンペーン」を行い、旅行に出かける方もいる中で今年の「お墓参り」は自粛するべきか?
お盆が近づく中で悩ましい問いとなってましりました。
ただ旅行に行くよりはお墓参りに行くことのほうがとても大義名分があるように思えますが注意が必要です。
お墓が場所的に遠い場合は、控えることも
コロナウイルスが蔓延する中での外出は、それだけで感染リスクをあげてしまします。
お墓参りをするために長距離の移動があればなおさらです。
重症化しやすいとされる高齢者の方が近くにいる場合などは注意が必要です。
この問題の本質は、感染した場合、命に関わるということにあります。
旅行もお墓参りも、危険を犯してまで、無理をしてまで行うものではありません。
今年は控えるという選択肢も考えなくてはなりません。
お墓に場所的に近い親戚にお願いするのは?
親戚にお願いすると書きましたが、
「今年は、お墓参りにいけない」
という旨の連絡を入れるだけでよいと思います。
たまの連絡を入れてお互いの近況を聞くということが大切です。
親戚などに無理に「お墓参りに行ってくれ」とお願いするのはやめましょう。
お墓参り代行サービスを利用するという手も
お墓参りの代行サービスを利用する方法もあります。
お墓参りにいけない方の代わりにお墓の掃除なども行ってくれます。
ただ注意しなければいけないことが、「お願いしたお墓かどうか」ということです。
親族でも久しぶりにお参りに行くと
「あれ?お墓どこだっけ?」となる方も多いと思います。
同じ名前のお墓が多数ある霊園などでは間違いもおきるようです。
お墓の場所を業者としっかり確認することが大切です。
コロナ禍の「お盆」は、自宅でご先祖様をお迎えする
お盆期間中は、ご先祖様があの世から帰ってこられます。
お盆の季節、ご先祖様は、きゅうりの馬(精霊馬)にのって駆け足で帰ってくると言われています。 そしてたくさんのお供え物やお土産と共にナスの牛(精霊牛)で「あの世」へ戻られます。 地域によっても異なりますが、8月13日から8月16日[…]
今年は、お墓にお迎えに行けない代わりにご自宅で手厚おもてなしをしても良いかもしれません。
お盆については、様々な考え方がありますが、共通してご先祖様は親族の側へと帰って来られます。
今年は「迎え火」「送り火」を炊いてみても良いかもしれません。
きゅうりの「精霊馬」となすの「精霊牛」を作っても良いですね。
お仏壇などがない場合は、少しアルバムの写真を開いて置くだけでも良いでしょう。
大勢で賑やかなお盆もいいものですが、今年は静かに故人を思い出す夏になりそうです。